時代小説入門「しゃばけ」シリーズ

現在人気になっている、時代小説。

これは歴史小説とどこが違うかと言うと、この「時代」はほぼ江戸時代をさしていて、史実よりは、江戸に暮らす人々の人情物語や、剣豪として生きられぬ侍のお話などがメインとなっています。

そんな時代小説、ファンは一昔前ですと、年配のシルバー世代ばかりと思われているかもしれませんが、最近はそうでもなりません。

そんな流行の先駆けになってのではと思われるのが、畠中恵先生の「しゃばけ」シリーズです。

元々京極先生のシリーズなどで、若い世代にも妖怪は浸透していましたが、このしゃばけシリーズは、江戸時代の若旦那が主人公で、その周囲にいる妖怪たちがメインキャラ。

若くイケメンですが、ひたすら病弱な若旦那が主人公なので、深い恋愛物などはありません。

どちらかというと、妖怪と人間の間の橋渡し役で、わたわたとしている日常物語を楽しむ…という雰囲気なのですが、それでシリーズ10冊以上続いています。

そして人気の一端は、ドラマ化でジャニーズが演じたことでしょうか。

残念ながら、私はドラマの方は見損ねてしまったのですが、評判はそう悪くなかったようで、この物語で江戸時代の雰囲気を楽しみ、そこから時代小説へと続いていく若い世代の方が、少なくないようです。

むずかしい、古臭いというイメージで、読まず嫌いでいるのでしたら大損。

和風ファンタジーと思って、手にしてみるとしらない世界観を味わえるのではないでしょうか。